【精製方法の違い】ナチュラルとパルプドナチュラル

お世話になっています。
いつもHPのご閲覧、ありがとうございます。

最近、New beansのブラジル・手積み完熟豆、パルプドナチュラル。
そして、エチオピア等浅煎りによく使用しているナチュラル

最近は、お客様からよくこの精製方法の違いはなに?
というご質問をいただくことになりましたので
こちらのブログ記事でご紹介致します。

EMPIRE COFFEE ROSTERSでよく浅煎り等で使用している
珈琲豆の精製のナチュラル。

 

●ナチュラル 

❶ 乾燥
収穫したコーヒーの実をそのまま天日または機械で乾燥し、水分含有率12%前後にします。これによって、外皮、※ミューシレージ※パーチメントが一緒の状態で乾燥されます。

❷ 脱穀
脱穀機により外皮、果肉、ミューシレージ、パーチメントを一度に脱穀し、生豆の状態にします。

❸ 選別
風力や比重による選別、振動によるスクリーン選別、場合によってはハンドピッキングにより欠点豆などを除去します。



要するに珈琲を収穫してそのまま乾燥ということです。

ナチュラルの特徴は、味わいとして、乾燥中にチェリー内で起きる発酵によって、個性的なフルーツを思わせる風味になることが大きな特徴です。ベリーのような風味が感じられることが多く、その熟した甘い果実の印象は多くのコーヒーファンを魅了しています。

 

 

※ミューシレージとは・・・
パーチメントとパルプの間にあるヌルヌルとした粘液質のこと

※パーチメントとは・・・
コーヒーの実の種子(コーヒー豆)を包んでいる周りの薄茶色の皮


↑コーヒーチェリーの中身

 

● パルプドナチュラル 

「 パルプドナチュラル 」(ハニープロセスとも呼ばれています) パルプドナチュラルの最大の特徴は、コーヒーチェリーの表面だけをはがし、ミューシレージを残したまま乾燥させることです。
精製されたコーヒーがまるで誰かがカップに蜂蜜やブラウンシュガーを入れたときのような味わいになります。フレーバーにはミディアムのボディ感と甘さがあり、近年注目されているプロセスです。

ナチュラルプロセスコーヒーが持つしっかりとした風味とウォッシュドコーヒーの持つすっきりとした風味の間にあるような、絶妙なバランスの味わいを持ちます。